〜平葺き屋根の塗装の方法や工程や施工例1〜





画像の屋根は平葺き屋根などと呼ばれてます。
塗装した塗膜が剥がれてしまっていて下地の亜鉛鍍金も死んで錆びてます。
塗料は分厚く塗ると熱などによるトタンの収縮に耐えられずひびが入り割れて剥がれます。
剥がれると言ってもトタンの表面の亜鉛鍍金部分から剥がれてしまいます。
鉄は酸素と結合しやすく酸素と結合すると酸化鉄となりこれがいわゆる錆です。
他にも塗料は埃や苔や汚れの上に塗料を塗装しても密着力が弱く剥がれてしまいます。


画像のように屋根は錆や塗料の剥がれや埃などで汚れてます。
この状態の上に塗料を塗装しても何れ剥がれたり錆びたりします。
その為に高圧洗浄機により屋根の洗浄をします。


まずは高圧洗浄機で屋根を洗浄します。
画像のように少ない水量で物凄い圧力で洗浄します。
大よそですが150kg圧ぐらいの圧力で屋根の表面を洗浄します。


高圧洗浄機で洗浄すると屋根の汚れが吹き飛び綺麗な状態になります。
この上に塗料を塗装すれば良いです。


仕上げに屋根の塗装です。
細かな個所の目地やカラクサや雪止めは目地刷毛や筋交刷毛で塗装します。
平面の表面はローラー塗りで仕上げます。


画像の屋根は平葺き屋根です。
1枚1枚丁寧に目地刷毛や小刷毛やローラーを使用して塗装して行きます。


これで屋根の塗装は完了です。
この屋根は屋根の下地が傷んでいるので塗装の耐久年数は低いです。
状態次第で下塗りに錆止め材を塗装してから上塗り材にアクリル樹脂塗料を塗装します。
けど予算に応じての塗装になるので今回は一発仕上げで限界でした。