〜瓦棒葺き屋根(長尺屋根)の塗装の方法や工程や施工例2〜



画像の屋根は瓦棒葺き屋根や長尺屋根と呼ばれてます。
画像の屋根は一見すると状態が良いように見えます。
けど縦線に見える瓦棒の部分が剥がれてしまってます。
塗装の時にペンキの溜まりや流れやダレなどを作ってしまうとその部分は剥がれます。
剥がれてもトタンの亜鉛鍍金が生きてるのでしばらくは錆びませんが何れ錆びます。


画像は屋根を高圧洗浄機で洗浄する前の画像です。
一見すると錆などは目立たずそっくりしています。


けど瓦棒の部分が剥がれてます。
雑塗りでペンキ溜まりを作ってしまい剥がれてしまってます。


画像は高圧洗浄機による洗浄後です。
劣化した旧塗膜や浮き上がった旧塗膜は綺麗に吹き飛びました。
洗浄して剥離してしまう塗膜は剥離しなければまた剥がれてしまいます。


屋根の北側や木を背負ってる屋根の部分は苔や汚れが酷いです。
画像の状態のまま塗装してもすぐに塗膜が剥がれてしまいます。


画像は洗浄後の画像です。
苔や汚れや密着力の低下した旧塗膜などだいぶ落ちました。
この状態の上に塗装すれば塗膜が長持ちします。


仕上げに関西ペイントのアクリル樹脂塗料を塗装して完了です。
縦に伸びてる線状の部分の瓦棒は筋交刷毛で手塗りで塗装します。
他にも雪止めや唐草なども目地刷毛や筋交刷毛で塗装して行きます。
平面の表面の部分はローラー塗りで塗装します。
仕上がり具合はまあまあ良さそうで合格点ですね。