〜スレート屋根の塗装の方法や工程や施工例2〜




画像の屋根は一般にスレート屋根と呼ばれてます。
商品名でコロニアル屋根やカラーベスト屋根と呼ばれてます。
天然のスレートも実在します。
けど屋根材や壁材などに使用されているスレートの大半は人工物です。
材質はモルタルや石綿セメントなどセメントの材質が多いです。
材質的に錆はしませんが塗膜がなくなると水を吸ってしまいます。
水を吸ったり直射日光に晒されると風化の速度が早くなります。
あと材質的な面で割れる事がございます。
この屋根の厄介なところは3回塗りぐらいじゃないと仕上がらない所です。
下塗りと中塗りと上塗りの3回塗りが必要です。
塗装するに当たりコストが割高になってしまいます。


まずは高圧洗浄機による屋根の洗浄作業です。
劣化した旧塗膜や風化したスレートや汚れや埃を洗い流して行きます。



まずは下塗りです。
スレート屋根用のコロニアル屋根用のカラーベスト屋根用の塗料を塗ります。
プライマーやシーラーなどと呼ばれた溶剤系の透明な塗料を塗装します。
この塗料を塗装すると下地のスレートがガチガチに仕上がります。
塗料の密着力の向上や吸い込みむらなどを防止します。
画像では左下が未塗装で右上が塗装後の状態です。



次は中塗りです。
原則に言えば中塗りと上塗りは同じ材料を使います。
弊社では関西ペイント製の溶剤系のスーパーシリコンを塗装に使います。



ラストに上塗りです。
中塗りと同じくスーパーシリコンを塗装して完了です。
下地の状態が良いほど光沢が出て綺麗に仕上がります。




実はスレート屋根からトタン屋根に葺き替える方法がございます。
画像の屋根は元はスレート屋根でしたがトタン屋根に葺き替えました。
下地の状態が非常に悪かったです。
風化や劣化が激しく割れや欠けの個所が多かったので葺き替えました。
カラーベストやコロニアルは剥がさずにその上に葺きます。
費用や価格は1坪で約10000円で葺き上がります。